荒井伸也税理士事務所

検索

一時払終身保険

 手元にある保険会社のパンフレットがあります。  説明の中で資産承継・相続準備に活用できると説明されています。 あらかじめ誰がいくらもらうか決めておけますし、流動性があり便利ですし、相続税の節税になるとのことです。  80歳まで告知なしで申し込みのできる一時払終身保険についてのものです。  健康状態の告知なしで契約できますから、健康状態のよくない人や高齢者でも申込できます。  また相続税法では契約者が被保険者となっている死亡保険金を相続人が受け取った場合、「500万円×法定相続人の数」の非課税枠があります。  例えば相続人が3人で、相続財産が現金5,000万円の場合で考えます。  相続税の基礎控除額は「3,000+600×3」で4,800万円ですから、200万円について相続税がかかります。  死亡保険金の非課税枠を利用して、1,500万円を死亡保険金として受け取ればこの1,500万円は非課税となり、残りの現金3,500万円は基礎控除額4,800万円未満ですから相続税は、かからなくなります。