荒井伸也税理士事務所

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相続人の廃除の相続税への影響

廃除は生前に被相続人の意思で相続人の身分を奪ったり、遺言書により相続人の身分を奪う制度です。  相続人が被相続人を侮辱したり、虐待したり、相続人の著しい非行があれば、家庭裁判所へ申し立てて審判で決めてもらいます。  廃除されるとその相続人の戸籍に掲載されます。 廃除はその相続人の一代限りの相続人の身分を奪う制度ですから、代襲相続の原因となります。 廃除されら相続人に子がいれば、その子が代襲して相続人となります。 そのため、廃除された相続人に2人以上の子がいる場合には、「法定相続人の数」が増加して相続税の基礎控除、生命保険金の非課税枠等に影響が出てきます。 代襲相続ですから相続税の2割加算はありません。